以下の場合が考えられます。
【CASE 1.】グラフィックカードがNVIDIA Quadroシリーズである
【CASE 2.】 Intel と NVIDIA のグラフィックカードが共存している
【CASE 3.】 V-CUBE コラボレーション 以外のアプリケーションが影響している
【CASE 1.】グラフィックカードがNVIDIA Quadroシリーズである
グラフィックカードがNVIDIA Quadroシリーズである場合に現象が発生することが確認されています。
解消方法
バージョン2.04.00以降から(裏)設定ファイルである、SCHEDA.iniファイルを置くことで対策可能です。
ただし、「操作パネル」や「ビデオ会議ウィンドウ」も転送されてしまいますので、ご注意ください。
SCHEDA.iniファイルは、接続先の存在する「共用PC運用」又は「個人PC運用」フォルダの「SettingCommon」に置きます。
共用PC運用ファイル C:\ProgramData\Pioneer\xSync Prime\SettingCommon\SCHEDA.ini
個人PC運用ファイル C:\Users\<WindowsLoginUserID>\AppData\Local\Pioneer\xSync Prime\SettingCommon\SCHEDA.ini
【CASE 2.】 Intel と NVIDIA のグラフィックカードが共存している
共有画面が受信拠点側で黒画面となってしまう場合、配信拠点側Windows端末におけるIntel グラフィックカードと NVIDIA グラフィックカードの共存が原因として考えられることがあります。
確認方法
タスクマネージャーの [パフォーマンス] タブを開きます。
Intel と NVIDIA のグラフィックカードが共存している場合、それぞれの GPU の両方が表示されています。
解消方法
下記手順を実施するか、【CASE 1.】の解消方法を実施してください。
1. デスクトップ画面上で右クリックします。
2. 右クリックメニューにて [NVIDIA コントロール パネル] を選択します。
3. 『NVIDIA コントロール パネル』ウィンドウの [タスクの選択...] から [3D 設定の管理] を選択します。
4. 『3D 設定の管理』画面内の [プログラム設定] タブを開きます。
5. 『1. カスタマイズするプログラムを選択する』項目の [追加] ボタンをクリックします。
6. 『追加』ウィンドウにて [参照] ボタンをクリックします。
7. V-CUBE コラボレーション のインストールフォルダ (※) を参照します。
※ フォルダネームは『xSync Prime』名義
8. フォルダ内の『CCS.exe』ファイルを選択し、ウィンドウ右下の [開く] をクリックします。
9. 再度『3D 設定の管理』画面内の [プログラム設定] タブを開きます。
10.『2. このプログラム用の優先するグラフィック プロセッサを選択する』項目のプルダウンから [統合型グラフィックス] を選択します。
上記設定完了後に画面共有配信を実行し、相手側拠点で正常に共有画面が表示されるかをご確認ください。
【CASE 3.】 V-CUBE コラボレーション 以外のアプリケーションが影響している
時間経過してもお相手の共有画面枠が黒画面のまま進展がない場合、V-CUBE コラボレーション ではなく他のアプリケーションが影響を及ぼしている可能性があります。
例として、『Duet Display』というアプリをアンインストールしたことで画面共有の不具合が改善しました。
原因となっているアプリを推測する場合は、ログ収集ツールを実行してログを送付してください。
ただし、お客様のログを確認しても問題となっているアプリを推測できないケースもございます。
したがって基本的な確認方法として、
『該当端末で、V-CUBE コラボレーション と併用しているアプリをひとつずつアンインストールして、影響を与えているアプリを特定する』
必要がございます。
※ ブイキューブの見解としては、出荷時以降にアプリケーションをインストールされる場合はお客様責任で行っていただくことになっています。
その前提条件からも、調査依頼があっても確定的な情報のご提供をできかねるケースがあることをご容赦ください。